イノベーション手法を知るための10冊

”イノベーション”、その大切さを否定する人はいまい。
2007年6月、開発すべきはより高機能な携帯電話ではなく、iphoneというスマートフォンのイノベーションだったことは、iphoneの成功が示している。

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これまで、この”イノベーション”をどのように起こすのかは、属人的能力と思われてきた。しかし、デザインシンキングを中心として、その手法が民主化されてきていると思う。
そんな、イノベーションの起こし方に関する本を10冊紹介します。

システム×デザイン思考で世界を変える

デザイン思考の概念を理解するのにちょうどいいレベル感の本。どのような概念なのか、どのようなツールキットがあるのか、実際に考えた事例などがまとまっている。システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」

デザイン思考が世界を変える

IDEOの社長兼CEOティム・ブラウンが書いた本。デザイン思考の思想と考え方が理解できる。パート1では、デザイン思考がどのように実践されてきたのか。パーツ2では、問題に立ち向かうときに新たなアイデアを産み出す方法が説明されている。

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

発想する会社

IDEOの創業者トム・ケリーの著書で、IDEOの会社の文化、仕事の進め方を説明することでデザイン思考が説明されている。写真が多くて読んでいても飽きない。デザイン思考は仕事の考え方自体がこれまでと違うため、そこに集まる人や文化から変わる必要がある。1つ1つのフレームワークを覚えるだけでなく、組織づくりまでも重要であることを、IDEOの自由なオフィスの写真から感じる

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

クリエイティブマインドセット

IDEOの創業者トム・ケリーの最新刊。デザイン思考にこだわらず、誰でもクリエイティブになれる方法が紹介されている。書名にもある通り、まずは自分はクリエイティブになれるという気持ちを持つことが重要で、それをバックアップするために様々な考え方が紹介されている。

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

広告会社からのイノベーションって? (1) DENTSU DESIGN TALK (カドカワ・ミニッツブック)

イノベーションに関して、東大i.schoolフェローの田村さんと電通の白土さんの対談。広告会社の立場からイノベーションに対して、ここまで取り組んでいるのがとても面白く、憧れる。イノベーションは「人間の行動や習慣や価値観に不可逆な変化をもたらすアイデアの普及」と定義されている。

広告会社からのイノベーションって? (1) DENTSU DESIGN TALK (カドカワ・ミニッツブック)

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics – Tools – Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計

サービスデザインの教科書的な本。大量のツールキットが載っているので、ある程度理解をした上で、どのツールを使うかを選べる状態になった時にちょうどいいと思う。

THIS IS SERVICE DESIGN THINKING.  Basics - Tools - Cases ー 領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計

世界を変えるイノベーションの作り方

東京大学i.school編集のデザイン思考によるイノベーションの作り方本。観察やインタビューにより、「①集める」、集めた材料をマトリックスにして「②引き出す」、仮説を目に見える形にして検証する「③作ってみる」によってイノベーションを起こす。特に、「①集める」「②引き出す」に紹介されているスキャニングやインパクトダイナミクスなどの手法が興味深かった。

東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた

未来を洞察する

未来を予測する方法をまとめた1冊。人口動態の変化と各世代の特徴から起こる世代効果、技術動向、企業戦略を未来予測のスタートラインにして、「世界を変えるイノベーションの作り方」にも書かれていた手法も組み合わせ、様々なパターンの起こりうる未来を予測する。

未来を洞察する

 ソーシャルイノベーションデザイン

日立製作所のデザイン本部が50歳になったことを記念して作られた本。デザインといえば、IDEOなど海外が有名だが、日本でも同様の取り組みがあることが分かる。特に、新幹線からエレベーターまでを作っている日立製作所だからこそ、「新幹線を時速360キロで走らせる」開発目標に対して、デザイナーは、「具体的にどのような嬉しさをもたらすのか」をデザインする。

ソーシャルイノベーションデザイン―日立デザインの挑戦

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

サービスデザインやグロースハック、プロトタイピングなどの手法を組み合わせて、主にウェブデザインの開発手法としてまとめあげられた本。いろいろな考え方を組み合わせられており、なんとなくわかった気にも、わからなかった気にもなる本。

Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)

【番外編①】東京大学 i.school 人間中心イノベーション概論のeラーニング

WEBで授業が受けられるスクーにも東京大学i.schoolの授業が公開されており、無料で授業を見ることが出来ます。WEB上ですが、質問に対して考える時間もあり、ちゃんと考えながら学ぶことが出来ます。

https://schoo.jp/class/522

【番外編②】デザイン思考入門クラス

1冊目で紹介した慶応SDMから生まれた「一般社団法人 デザイン思考研究所」のワークショップ。入門クラスに参加しましたが、「新しいゼリーを作る」というテーマでアイデア作りからプロトタイプづくりまでを実際に体験できます。

まとめ

僕はこれらの本を読んで、世の中のイノベーションにもっと自分が関われる気がしてとてもワクワクしました。

クリエイティブマインドセットに書いている通り、「人間はみんなクリエイティブだ!」クリエイティビティを発揮した人生って絶対に楽しい。ちょっとその方法さえ学べば、もっと新しいアイデアが生まれるから。

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