共創マーケティングを知るための10冊

2014年も年の瀬ですが、今年はたくさん本を読みました。

2014年にAmazonで買ったものは128件、2013年は84件、2012年は45件と、2012年10月にKindleを買ってからAmazonでよく買うようになった。(必ずしも本ばかりではないけれど)
特に、今年は共創マーケティングという新しい分野を勉強するためにたくさんの本に勉強させてもらいました。
この分野の面白いところは、ビジネスよりもアカデミーでの理論的な研究のほうが進んでいること。

Accentureで教わったことだが、新しいプロジェクトにアサインされると10~30冊ぐらい関連する本を読む。
同じように、トライバルメディアハウスに転職してソーシャルメディアマーケティングをするときも100冊ぐらいの本を読んだが、共創マーケティングに取り組む今年も多くの本を読んだ。

これまで読んだ本の中からおすすめの10冊を紹介します。

【共創マーケティングを理論から知る】

コ・イノベーション経営: 価値共創の未来に向けて

消費者の役割の変化により、過去100年以上にわたって優れたせいかを上げてきた企業が中心となって価値を創造する体系の見直しが迫られている。その理由はなにか?どのように消費者の経験は形作られているのか。共創といえば、商品やサービスを消費者とともに作るもののようにイメージしがちだが、より広範囲な概念であることが理解できる。

コ・イノベーション経営: 価値共創の未来に向けて

生き残る企業のコ・クリエーション戦略 ビジネスを成長させる「共同創造」とは何か

24の業種の様々な共創の事例を示している。特に、フランス郵政公社の取り組みでは公社という組織を社員、お客様が共に考えながら組織改革をしていく姿が描かれている。
このように、共創とはなにかのサービスや商品だけでなく企業のVISIONから経営自体にまで影響を与える考え方なのだと気付かされる。

生き残る企業のコ・クリエーション戦略 ビジネスを成長させる「共同創造」とは何か

ユーザーイノベーション: 消費者から始まるものづくりの未来

イノベーションは企業だけでなく、消費者がイノベーションしているケースもある。例えば、デザインに優れたおしゃれな雑貨のようなマスキングテープは消費者が企業に提案して商品化されたものだ。
そういったイノベーションを起こす消費者をリードユーザーと呼び、彼らが情報を無料公開し、ネットワークをつくり、メーカーを驚かせるようなイノベーションをどのように起こすのかを解き明かす。

ユーザーイノベーション―消費者から始まるものづくりの未来

ソーシャル時代の ブランドコミュニティ戦略

ブランディング、コミュニケーションの観点から共創の重要性を解く1冊
これまでは、CMなどで植え付けられた企業の一方向メッセージがブランディングを作ってきたが、これからは消費者の体験がブランディングを作る。本書ではそのブランディングをこれまでのイメージを中心とした形容詞のブランディングに対して、動詞のブランディングと呼んでいる。そして、体験を作るための消費者との共創とそれを実現するプラットフォームの重要性が説明されている。

ソーシャル時代の ブランドコミュニティ戦略

プラットフォーム ブランディング

これまで難しい理論ばかりで理解できなかったブランディングが理解できた本。著者の2人のお話も聞いたことがありますが、とても参考になる話でした。消費者の体験価値を通じたブランディングを行うためにプラットフォームの有効性が説明されている。

プラットフォーム ブランディング

【共創マーケティングを実践から知る】

本というより雑誌が多いですが、実践から知るには事例を中心にコンパクトに紹介されている雑誌がいいです。

Harvard Business Review 2014年 09月号『集合知を活かす技術』

クラウドや共創のような、自社だけでなく他者を巻き込むことのインパクトを紹介。
「共創型コミュニティで顧客の問題を解決する」では、アメリカの共創コンサルティング会社が社外パートナーをコミュニティに巻き込みながら「注射器の安全な廃棄」を実現する方法を検討する姿と、共創のフレームワークが紹介されている

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 09月号 [雑誌]

Harvard Business Review 2014年 08月号『行動観察×ビッグデータ』

今年はハーバード・ビジネス・レビューでも何回か共創に関連するテーマが扱われた。
・スーパー消費者(顧客の10%にあたるが、売上は30~70%)で、彼らとの対話によリ、製品戦略やマーケティング戦略を後押しするような知見を提供してくれる
・デザイン思考でマーケティングは変わるか。

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 08月号[雑誌]

Harvard Business Review 2015年 01月号『CSV経営』

ポーターが2006年に提唱したCSV(Creating SharedValued);企業が経済的価値を創造しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創造する事業を展開する経営モデルについての特集。CSRとは何が違うのか、本当にCSVで経済的に儲かるのか。などを事例を交えながら説明。

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2015年 01月号 [雑誌]

次世代共創マーケティング

弊社社長の書いた本。一緒にプロジェクトをする中で書かれている本なので是非読んで下さい。セミナーで使われた資料もスライドシェアでご覧になれます。

次世代共創マーケティング

ソーシャルインパクト

価値共創の日本での取り組みを紹介した本で、価値共創の理解と日本でもこれだけ進んでいる取り組みがあることを知る。ヤマト運輸が高知県の高齢化した集落に対して、宅急便を届けるだけでなく、買い物支援、見回り支援も共に行っているプロジェクトG(Government)などが紹介されている。

ソーシャルインパクトー価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える

 【番外編】消費者参加型商品開発の継続要因

本ではないが、参考になった論文。消費者参加型商品開発の継続要因は、そこで売上が上がったことではなく、以下にあげる4つの要因がポイントであったことを事例ベースで論述。
・自社販売チャネルの存在
・ブランドコミュニティの存在
・高い製品関与度
・導入背景が製品開発起点

まとめ

2014年はMarkeZineでも連載「事例で探る!デジタル時代の「共創マーケティング」」を持たせてもらいましたが、共創マーケティングの奥の深さと範囲の広さに圧倒される1年でした。

これまで学んできたことをもっと活かして共創マーケティングを推進していきます。

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