ビールの中吊り広告に投資対効果はあるのか?

よく広告を見かける商品、ビール。
大手4社が99%のシェアを握り、
・ほとんど味の変わらない(私にとっては、、)
・「とりあえずビール!」と居酒屋で注文される(つまり、ブランドや商品名は意識されていない)
そんなビールの広告に投資対効果はあるのだろうか。

広告にかかる経費が分かりやすかった交通広告で考えてみました。
JRの中吊り広告、1枚1日掲載の費用は約150円(※交通広告料金検索参照)
東京メトロだと250円(地下鉄は外を見ないから電車の中の広告がJRより高いというのは本当でした。)
先日紹介した、マーケティングROI では、
ROI=マーケティング投資額×ROI目標基準
JRの中吊り広告1日1枚150円を投資し、ROI目標基準を20%増とすると
ROIは180円。
JRの中吊り広告を貼って、ビールが180円分の粗利益を出せるでしょうか。

ビールの粗利は20%程度なんで、200円のビールに対して40円。

データでわかるモノの原価

180円の粗利を出すために販売すべき本数は4.5本です。

JRに1日1枚ビールの広告を貼ればビールが4本も多めに売れるでしょうか。
うーん、、、売れないと思う。

でも、単独広告宣伝費ランキングを見ると、ビール業界は、
7位:サントリー
12位:アサヒビール
の業界である。

広告白書〈2009〉

短期的には投資対効果があがらないようなビールの広告であるが、業界としてこれだけの広告投資をしているということは、、

  • 【ブランド】短期的には測れない。ブランド等の長期的な効果がある。
    ⇒確かに、スーパードライのようにビールにおいてブランドは重要。
  • 【クロスメディア】交通広告だけでは効果が無いかもしれないが、テレビなどを組み合わせると効果がある。
    ⇒JRの中吊りだけ見ても印象には残らないけれど、テレビで見た金麦のお姉さんのポスターがあれば金麦の印象は残る。(金麦を思い出せたということは、”認知”という観点での広告キャンペーンは成功している。)
  • 【競争原理】過酷な競争が、広告費の高騰を招いている。
    ⇒競争が激しい ので競合に勝つだけの広告効果を上げる為には広告費が高くなる。

それに対して、化粧品の原価率は0.001%のものもあるとか。化粧品などの原価の安い商品は、損益分岐点が低く、売れば売るほど儲かるので単純な広告による売上げ向上の恩恵は受けやすいのだと思う。
でも、広告見たからって化粧品新しいの買わないよね。
ということは、そう単純にROIって測れないんじゃないかと思ってしまう今日この頃。
まぁそんな結論ではこれまでの広告業界と変わらないのでその中でどうやったら測れるのかをまだ考えてみる。

※今日は2冊紹介したので、100日間、1日1冊、本を読んで紹介するにおいて2日分でした~。

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