疑問形のレビューバック(コンサルタントの上司に教わったこと。)

 

30代前半だからかもしれないが、最近、いろんな人とマネジメント(特に、仕事の任せ方)の方法について議論する機会が多い。

 

コンサルタント時代の上司の仕事の任せ方で、そのまま自分でも実践している方法をまとめてみました。(だいたい中途入社で入ってくる人が多いので、前職で経験がある人が部下の場合です。)

 

ちなみに、仏のマネジメントとか、「さすがガンジー」とか言われます。
それが、性格的なものなのか、下記の方法論によるものなのか、はたまた体型によるものなのか・・・ は、ご想像にお任せします。

あと、まだまだ修行中の身なのに、偉そうにすいません。。

 

Gandhi's Home, Mumbai - 8

 

①タスクだけ切って、まずは、できるだけ任せる

タスクがないと何をすればいいかわからないので、タスクだけは切り出します。
「この資料とこのフォーマット見て、●●を作ってみて」
過去の資料とか、フォーマットは渡しますが、どう作るかはできるだけ任せます。

 

好きなのは、スケジュールを書いてもらうことです。

例えば、Facebookページを作ったことない人にFacebookページ構築のスケジュールを作ってもらいます。
初めてなので、「何を作ればいいのか」、「1つ1つの作業にどれ位の時間がかかるのか」もわかりません。

でも、そこは予測して書いてもらう。
「予測する」=「自分で考える」ということなのでこれが大切だと思います。

 

初めてのことでも、スケジュールを作る勘所がわかっていれば、「締め切りの日からさかのぼって、後ろからスケジュールを分解」、「作業の後にレビューがあるから、作業はこれまでに終わらせる必要がある」などの他のスケジュールの作成経験に基づいてスケジュールが作られます。

 

自分でスケジュールを作れば、自分で作ったものなので積極的に考えてくれます。 自分で考えて動くことで主体的に考えれらるようになります。

また、上司の方も、相手がどこまでがわかっていて、どこまでがわかっていないのかが分かります。
前職の経験は様々。何が分かって、何が分からないかが自然に明確になれば、教えるべきことが鮮明になります。

 

作ってもらったスケジュールは確認して、次にレビューバックをします。

 

②疑問系のレビューバック

この仕事の任せ方を教えてもらったのは、女性上司だったんですが最初はすごくやりにくかった。
資料を作って「確認してフィードバック下さい」と、レビューバックを依頼(あまり自信ない・・・)

 

「確認しました~」と、無表情で渡された資料に入れられた赤字のレビューバックが全て疑問形。
例えば、「ここがわかりにくくない?」、「●●の観点の考察は?」、「●●って言われたらどうする?」、「これってこういうことだっけ?」のように。

 

何が正しいのかもわからない。どう直せばいいのかもわからない。
わからないけれども、疑問形のところを自分で考え直してもう一度確認してもらう。 そしたら、「これでOKです。」とだいたい返ってくる。

 

最初は、レビューしてもらっている感がなくて不安でしたが、あえて疑問形にすることで、自分で考えるようにしてくれているんだとわかるようになりました。

 

疑問形のフィードバックにはこういう特徴があります。
答えが書かれていないので、自分で考えられるようになること。
何よりも疑問形にすることで、「命令にならない」。上司が部下に「こうしてください」と、伝えてしまうと、それが絶対の命令のようになってしまいます。命令にしてしまうと、部下は作業者になってしまいます。
・すべての現場を知らない上司が判断を間違えることもあります。部下も、上司も、全ての人が判断に納得することであらゆる観点から正しいものを作ることができます。


③できないところをフォローし、どうやったらできるようになるかを一緒に考える

疑問形にして部下と上司で話し合うと「なぜ、そのレビューが必要だったのか?」が明確になります。

 

例えば、前提情報として上司が伝えるべき情報の何が抜けているのかがわかります。「これは知らなかったと思うんだけど、このタスクは外注するから結構時間がかかるんだよ」と、伝えることで、知識が伝わっていなかった(上司が伝えていない)のか、思考が足りていなかった(部下が努力する所)を切り分けることができます。

 

トム・ピーターズの「セクシープロジェクトで差をつけろ!」という大学時代から好きな本があるのですが、そこにこんな挿絵があります。

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私はすごいことをやりたかったのだが、上司がやらせてくれなかった」と、墓標に書くような、人にはなって欲しくないと思うし、なりたくないと思う。

 

My Life is My Messsage そう言えるような人生でありたいと思います。
(ガンジーは本当に偉大。)

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最後に、そんなうまくいってるのかとか、疑問形じゃないレビューバックしてるよね、とかいろいろあると思いますが、思いとしてはこれを目指して頑張っています。

 

 

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