IT業界と同じ業界再編が起こる広告業界

この1冊ですべてわかる 広告の基本

広告業界の一般的な話が分かる1冊。読んで実感したことは 広告業界はこれからIT業界が歩んできた道を歩むだろうということです。それは、テレビからネットまで、何でも出来る総合企業からそれぞれの専門企業と専門企業を組み合わせるコンサルティング企業の勃興です。

広告選択肢の多様化

インターネットだけでなく、交通広告・デジタルサイネージなどのOOHにおいても新しい広告の選択肢が増え、それらを組み合わせた広告が求められています。もうテレビだけじゃないんです!というのは、どこでも言われていること。

翻って、過去のIT業界においてもここ10年で大きな地殻変動が起こり、ホストコンピュータからサーバ型、最近ではクラウド等新しい技術革新により、業界構造は大きく変わりました。
NEC等のハードウェアからソフトウェアまで全てを供給する会社ではなく、ハードウェアはHP社、ソフトウェアはオラクル社のようにそれぞれの専門業者が業界で力を持つようになりました。
IBMがハードウェアを作らなくなった様に。

でも、様々な会社を組み合わせなくてはならないクライアントのIT部門は大変です。これまでは一社丸投げでよかったのですが、そうはいかなくなりました。

そこで、それらの組み合わせを支援するコンサルティング会社が勃興したのです。
複数の選択肢を組み合わせて最もROIが出せる構成を提案できるコンサルティング会社には高いフィーを支払いますが、そのフィーよりも高い利益を提供できる。(←今やってる私の仕事です。)

コミッションからフィーへ 、ROIの定義が明確になってくる

これまでのテレビではGRP(Gross Rating Point:延べ視聴率=到達率×到達回数)により価格が決まっていました。テレビ以外では、媒体接触者数、頻度、広告接触率、広告精読率などから。
PRだったら広告換算費(露出した記事を広告で出したらいくらになるかっていう計算)

どれも、投資対効果がどれだけあったのかはこれらでは分からない。
これから、広告選択肢が多様化してきたとき、「テレビとネットとどっちがROI高かったの?」に答えられることが大切になります。

IT業界においても、一社丸投げだったときにはROIなんて意識してなかった。意識しても一社にしか出来なかったから。
でも、複数を組み合わせると「データベースってオラクルとマイクロソフトどっちがROI高いんだっけ、ROI高いんだったらオラクルに変えようよ」って主張が意味を持つ。

広告業界のコミッションという考え方はまさに、一社丸投げを体言化した支払手法。
それがフィー型モデルに変わっていくことは当然のことです。
これから広告予算も競合よりも多い予算や支出可能な額を予算化する手法から広告目標や売上げ・利益を基準とした方法に変わっていくでしょう。(広告以外なら当然のことです。)

現在のIT業界においては、提案の際にこのシステム投資によってどれだけの業務削減、コスト削減が出来るかを提案します。この提案においては、自社のハードウェアを持ってしまっている会社よりもコンサルティング会社のほうが有利です。
クラアントに最適な組み合わせを、しがらみなく提言できるからです。

マーケティング本FW Plan(分析・戦略) DO(実例) Check(ROI)
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