なぜ「戦略PR」が成功したか。

アスキー新書の広告新書のうちの1つ。この本によって戦略PRがとても注目されるようになったと言う話は、最新刊の「キズナのマーケティング」にも述べられている。

確かに、この本は戦略PRの紹介とその方法論を述べている。
しかし、随所に見られるのは戦略PRという”仕事”がいかに魅力的かということだ。

戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)
PRのキャリアとしての魅力

初めて聞かされたPRの世界は、僕にとって、ものすごく魅力的に見えた。何より興味を引かれだのは、コミュニケーション能力と発想力、そして人脈で勝負できるという点。そして、仕事を通じて磨いたスキルやノウハウが、組織ではなく個人にも残る点だ。

PRパーソンが今、求められている

これを個人のキャリアの視点から眺めてみると、このギャップが逆に大きな可能性を生み出していることも間違いない。基本的に需要過多なのだから、優秀なPRパーソンになれば引く手あまただ。さらにPRのノウハウというのは属人的なものなので、活躍して経験を積めば積むほど、個人としての人材価値があがっていく。これは欧米では顕著で、大手企業のPR部門やトップクラスのPR会社を渡り歩いているプロ人材は多い。

PRに出来ること

でも、こんな時代だからこそ、社会のムードをもっともっと明るくしていかなきゃ、と思うのだ。
それができるパワーが、PRにはある。みんなが思っているより、「みんなが知ったはうがいいこと」は世の中に存在するのだ。良い商品、スゴイ技術、素晴らしい人、素敵な場所、意義深い活動、共感できる考え方……。僕たちのまわりにはそんな情報が、もっともっと、隠れている。いくら情報の洪水に埋もれていようが、それはとっても意味のある情報なんだと思う。
そんな「いい情報のカケラ」を見出して、増幅させる。空気をつくる。世の中に「気づき」を与える。その結果、動きが生まれる。ニーズが生まれる。ビジネスがうまくいく。そして、そのうねりに関わる人みんながハッピーになれる。これが、PRができること。

これからのコミュニケーション業界で求められるPR

それぞれの分野のプロはいるけれど、全部をつなげて全体のコミュニケーションを構築してくれる会社は少ないですね。その役割を担えるのは、広告会社か、空気をつくって動かしていく方法を知っている今のPR会社しかないと思ってます。

そして、今後の課題はやはり実績のようですね。
でも、これだけ求められていて、あとは実績だけあれば。という状況はこの世界の可能性を本当に感じさせます。

戦略PRによって商品やサービスが売れまししたっていう大きな実例がもっともっとほしいですよね。あるいは政治家でもいい。
戦略PRが世の中を動かしたという実績がもっとほしい。それも、きちんと数値化することが大事ですよね。

戦略PRの作戦の立て方

A、テーマ設定
1、商品の便益に関連しそうな、世の中の「関心事」を調べる
2、商品の便益を世の中や消費者の関心に合わせて翻訳する
3、その二つを結びつけ、テーマを設定する
4、テーマを「ニュース」にするための材料を用意する
5、テーマを広げるための具体的なPRプランを策定する

B.チャネル設計
1、「おおやけ」感を生み出すために、「マスコミ」の活用
2、「ばったり」感を生み出すために、「クチコミ」の活用
3、「おすみつき」感を生み出すために、「インフルエンサー」の活用

マスコミを巻き込む方法
1、プレスリリース
2、ファクトシート(事実をまとめた書類)
3、メディアセミナー(マスコミ関係者向けセミナー)
4、パブリシティ調査・研究(消費者へのアンケート調査や専門家と組んだ実験)
5、メディアツアー(メディア関係者を現場に連れていき、取材してもらう)

インフルエンサーを巻き込む方法
1、調査の監修
2、コンテンツの監修・商品企画などの監修
3、セミナーでの講演
4、イベントへの出演
4、マスコミ取材のアレンジ

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